Statement of "Whispering Cascades"
When creating this body of artwork, I held a Kōan(公案) in my mind. A Kōan is a question or statement used in Zen practice to provoke deeper understanding. A Zen master might give his students this Kōan:
"You know the sound of two hands clapping; tell me, what is the sound of one hand?”.
Making art is a contemplative act, in my process, I created my own Kōan.
What is it like for water to drop into a space where there is no sound? How does it feel to be in such a place?I tried to glimpse the space, to feel the movement of the water and the different densities of color. As the silent drops fall, they expand, moving out from within. The space vibrates, and the colors have a quiet energy which transports me deeper into the space.
My artistic inner voice whispers to me, and I am seduced by the imagination. I externalize the color, its movement, and the timeless inner place of the canvas.
Whispering Cascades - 囁きかける流水
私が抽象画の作品の創造をする時、公案の事を心に浮かべる。
次の代表的な公案を与える。「両手を叩いた時の音は知っているな。では、片手ではどんな音がする?」
作品製作は瞑想的な行為で、そのプロセスに私は自作の公案を作品製作課題として私自身に与えてみる。
水が音が無いスペースに滴り落ちると、どんな感じだろう?そのスペースはどんな感じがする場所だろう?
私は、そしてそのスペースを垣間見るよう試み、そして、水の動きや色の異なる密度を感じてみる。沈黙の滴の落下が、内から外に移動し、拡がっていきます。その空間が振動し、そこにある色彩は、静かなエネルギーを持っていて、そのエネルギーが、深く奥へとその空間へ私を連れて行ってくれる。
私の芸術的な内なる声が、私に囁きかけ、そしてその想像に魅了させられます。
私は、その色彩、それらの動き、そして時を超越した内なる空間をキャンバスの上に具体化させる。
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今回の抽象画の個展のステートメント、英文での製作も大変でしたが、、日本語にタイプし直すのも結構言葉を選んで大変でした。自分で作ったステートメントにも関わらず...。
2 comments:
what a coincidence!
なんという偶然でしょう。
じつは、「いろ いきてる」という抽象画の絵本を図書館から借りてきて、子供と読んでいました。
元永定正と谷川俊太郎のコンビの絵本です。
まさに、絵の具が重力に従っていろいろに垂れていて、子供が大喜びしていました。「静かなエネルギー」に、深く納得です。
抽象画って、難しそうなイメージでしたが、案外3歳児は素直にエネルギーを感じて面白がっていました。
ステイトメントも、英文も日本語もすてきでした。
Yokoさん、
コメントありがとうございます。
絵本のリサーチしたら本当に...その絵本の出版社からの内容紹介を読んでビックリしました。私のステートメントに似たものが書いてありました。何という偶然でしょう!
ところで、お子さん大きくなりましたね。子供の方が、色々な観念が無いので素直に感じられるんでしょうね。特にYokoさんのお子さんだから感性豊かなんだと思いますが。
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